​“見るだけ”から“作業する”へ

ドローン用スプレー缶噴射装置

SABOT-3

ペイロード方式で、取り付ければすぐに使える

DJI社のSKYPORTの採用により、ドローンに対してワンタッチでSABOTを取り付ける事ができます。
機体に手を加える必要が無いため、他のペイロードへの切り替えもスムーズで、ドローンの汎用性を損ないません。
また、SABOTは同社のPAYLOAD SDKによって開発されており、
取り付けると自動的に標準の飛行制御アプリのDJI Pilotに認識され、操作を開始する事が出来ます。
セットアップが簡便なだけでなく、オペレータが使い慣れたアプリをそのまま使用する事が可能です。

簡単なオペレーションを実現

SABOTの特長の一つに運用の容易さが挙げられます。
液が無くなったり、液種を切り替えたりする場合は、スプレー缶を交換するだけ。
スナップ錠を外してカバーを開ければ、スプレー缶へ簡単にアクセス出来ます。ノズルもスクリュー方式で脱着が容易。
シンプルな構造のノズルは、高いメンテナンス性を誇り、用途によっては使い捨て運用も可能です。

噴射作業性を高めるノズルジンバル

SABOTは、パン・チルト方向の二軸に駆動するノズルジンバルを備えており、使用時にノズルの方向を動かす事が可能です。
高トルクのモータを採用しており、噴射反動で空転する事はありません。
また、ノズルと同軸方向を監視する高精度・ロングレンジのレーザ測距センサと、オートフォーカスカメラを設置しており、対象までの距離をリアルタイムに測りつつ、カメラ映像により噴射状況を確認しながら作業を実施することが可能です。
更に、ノズルジンバルには機体の傾きに対し、チルト角度を安定させるスタビライザ機能があるため、空中でも安定した噴射が可能です。

直感的なインターフェース

SABOTのグラフィックユーザーインターフェース(GUI)は、DJI Pilotの画面上に表示されます。
狙いを定めるための到達位置予測を中心に、対象物からの距離や、スプレー缶の残量情報、噴射モードやセーフティ状態など、操作に必要な情報で構成されており、ハイビジョンのカメラ映像上にオーバーレイされた状態で表示されます。
オペレータはその画面を確認することで、飛行中の確実な噴射作業を実施することが可能です。

予測機能によるピンポイント噴射

SABOTは内容物の噴射軌道データと、測距センサが取得した距離値から、液が到達する位置と飛散量を予測して画面上に表示します。この予測位置を用いて狙いを定めることで、ピンポイントの噴射が可能となります。また、機体の姿勢から、ドローンが受けている風向きを推定し、画面上に液のドリフト方向をドットの動きで表示するため、オペレータは噴射するタイミングや、照準の調整を慎重にコントロールする事が可能です。

上方ジンバルコネクタに対応

SABOT-3は上方ジンバルコネクタへの取り付けにも対応しています。
そのため、従来のSABOTでは難しかった天井部や梁部など、ドローン機体よりも上方への噴射作業を可能にしています。
※上方ジンバル使用時は、増槽をご利用頂けません。

セーフティ機能

SABOTには、誤操作を防ぐための二段階スイッチ操作を始めとし、機体の速度や姿勢が不安定な状態での噴射や、スプレー缶の空打ち、射程外での噴射等を防止するため、複数のセーフティ機能が備わっています。
いずれかのセーフティ機能が働くと、噴射動作を自動で停止してロック状態に移行、オペレーションの安全維持をサポートします。

標準付属のハードケース

SABOTは、防水・防塵のハードケースが標準で付属するため、安心して持ち運ぶことができます。
また、ノズルケースやメンテナンスキットもハードケース内部に収める事が出来るため、輸送の際の荷物はケース一つで煩わしさがありません。

現場が求めた大容量

SABOT用補助噴射装置

SABOTのスプレー缶の容量はマーキングやタッチアップ補修には十分ですが、対象が広範囲の場合など、用途によっては不足することがあり、大容量化を希望する声が多く寄せられていました。
そこで私たちは、現場の要望に応え、SABOT活用の幅を広げるべく、スプレー缶を追加搭載するためのオプション品として、
補助噴射装置 “増槽” を開発しました。
増槽をSABOTと連結することで、スプレー缶を最大5本まで並列に繋ぐ事ができ、噴射容量を750mLまで拡張する事が可能となります。
それにより、フライト毎の作業量が大幅に増えるだけでなく、スプレー缶交換のための離着陸の回数を減らし、作業の効率化を実現します。
増槽の取り付けはドローンのランディングギアにクランプさせるだけ。
もちろん、工具レスで取り付けが可能です。
新たなミッションへ挑戦する方を、増槽は力強くサポートします。

選べるキャパシティ

増槽は、ドローンのランディングギアへ2台、もしくは4台の取り付けが可能です。
それにより、フライトコンディションや作業内容に応じて、搭載するスプレー缶の量を選択する事ができ、現場環境に柔軟に対応することが可能です。

工具レスで機体に取り付け

増槽は、ドローンのランディングギアに直接クランプすることで簡単に取り付けることが可能です。クランプは内面の滑り止めと、二本のボルトによってランディングギアを締め付ける構造によって固定されるため、耐脱落性に優れており、工具レスの利便性と安全性を両立しています。
チューブ配管やSABOT本体への配線も、ワンタッチ式の継手やコネクタの採用により、簡単に取り付け・組立が可能です。

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